ChatGPTに聞けば、だいたいの答えは返ってくる。
設計案も、実装方針も、注意点も揃っている。
それなのに、
なぜか手が止まる。前に進めない。
この感覚は、怠けでも迷走でもありません。
むしろ、真面目に考えているエンジニアほど陥りやすい状態です。
この記事では、
ChatGPT時代に増えている「前に進めない違和感」を、
結論を急がずに言語化していきます。
ChatGPTは「正しそうな選択肢」を一気に増やす
ChatGPTを使う前は、
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選択肢が少ない
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調べながら決める
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不完全でも進める
という流れが普通でした。
今は違います。
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それっぽく正しい案が複数出る
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それぞれに理由がある
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どれも間違いとは言い切れない
結果として、
選ばなかった理由まで自分で背負うことになります。
前に進めなくなるのは、
情報過多ではなく、判断の責任が明確になりすぎたからです。
「失敗したくない」ではなく「納得できない」
手が止まる理由を、
「失敗が怖い」と解釈してしまう人は多いです。
でも実際は、
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どれを選んでも微妙に腑に落ちない
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ChatGPTの案に自分の実感が乗らない
-
判断した“感じ”がしない
この状態に近いはずです。
つまり、
納得できる判断材料が足りていない。
ChatGPTは答えを出しますが、
あなたが納得する理由までは保証しません。
進めないのは、能力ではなく役割の問題かもしれない
ChatGPT時代のエンジニアには、
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実装者
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判断者
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調整役
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説明者
これらが同時に求められがちです。
もし今、
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実装より判断が重い
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コードより説明が多い
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正解より妥当性を問われる
そんな比重になっているなら、
前に進めなくなるのは自然です。
ChatGPTが悪いのでも、あなたが弱いのでもありません。
「立ち止まる」は、遅れではなく整理のタイミング
周りを見ると、
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どんどん実装している人
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AIを武器に成果を出している人
が目に入ります。
その中で立ち止まると、
「自分だけ遅いのでは」と不安になります。
でも、
判断が重くなった環境では、
立ち止まらずに進むほうが危ういこともあります。
今の違和感は、
環境・期待・役割を整理するサインかもしれません。
まとめ:進めない自分を、すぐに否定しない
ChatGPTで答えは出る。
それでも前に進めない。
それは、
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甘えでも
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能力不足でも
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思考停止でもない
判断の質が変わった時代に起きる、自然な反応です。
もし、
ChatGPTを使っているのに仕事が楽にならない、
このまま今の環境で続けていいのか迷っているなら、
一度立ち止まって整理する必要があるかもしれません。
▶ ChatGPTを使っても仕事が楽にならないエンジニアが、判断するための記事
https://engi-near.com/engineer-decision-chatgpt/