LPI-Japanから2018年に提供された資格”LinuC”。
Linuxの資格であるLPICを日本用になんかごにょごにょしたやつらしいです。
本当はLPICを受けるつもりだったのですが、試験当日にLinuCで予約したことが判明したのでそのまま受講。運よく受かりました。
何日に受けたかは会社の人間に特定されかねないので伏せさせていただきます。
ってことで、まだまだLinuCの情報が少ないので、記事化することにしました。
誰かの力に慣れればと思います。
ちなみにこの記事ではLinuCとはどのようなものなのかという解説はしませんので、気になる方は下記ページをご覧ください。
LPI-JAPAN公式サイト | LinuCとは:https://linuc.org/about/01.html
LinuCを受験するには?
LinuCはLPIC同様、ピアソンVUEから受験の予約をすることができます。
サイトURLを載せておきますので、こちらからどうぞ。
ピアソンVUE:https://www.pearsonvue.co.jp/Clients/Linuc.aspx
受験選択の際にLPIを選択してしまうと、LPICの予約になりますので注意が必要です。
上記ページからなら間違いはないと思います。
また、LPI-JAPANのサイトには割引が適応されるバウチャーも販売しています。
ここでLinuCの試験の詳細についても確認できますので見ておきましょう。
LPI-JAPAN公式サイト | LinuC Level1:https://linuc.org/linuc1/
LinuCの勉強に使用したもの
LinuCを受けるにあたって使用した勉強道具を紹介します。
サイト
おなじみPing-tです。LPICの項目しかありませんが、現状出題範囲はLinuCとLPICで差がない為、LinuCでもこれをやっとけば受かります。
私は101・102どちらもすべて銀半分くらい金にしてから受験して受かりました。
102の範囲を勉強するにはプレミアム登録が必要(有料)ですが、101の分は無料で使えます。一度試してみてください。
ここ以外はつかっていません。
Ping-t:https://ping-t.com/
参考書
LPICではスピードマスターからのよく出題されるとのことでしたので、スピードマスターを購入しました。
ほかには小豆本と言われる参考書もLPIC対策ではよく使われています。
軽く両方読みましたが、小豆本は参考書、スピードマスターは問題集という認識でいいと思います。
スピードマスターと比べて小豆本のほうが詳細が載っていたので、準を追って細かく勉強したい方には小豆本のほうをおすすめします。
ただし、スピードマスターのほうが試験対策効果が強いので、小豆本を読む人もスピードマスターを勉強しておいた方がいいです。※LPIC受験者から同じような問題が多数出題されたと言質とってます。
時間があれば小豆本読んでもいいかもですね。
ちなみにLinuCでは、101・102ともスピードマスターからの出題はほぼありませんでした。
試験勉強の流れ
試験勉強の流れを紹介。私はこうやったよってだけですのであくまでも参考程度にお考え下さい。勉強の流れは101・102どちらも同じです。
全体の流れ
Ping-tの問題をすべて銀にする
↓
参考書をかるく読む
↓
Ping-tの問題集を繰り返す
↓
模擬試験で80%を目指す
↓
コマ問の正解率を60%にする
↓
Ping-tの問題集を金にする
↓
受験
こんな感じです。
勉強期間は各教科でだいたい1か月ずつの合計2か月つかいました。
2つとも同じ日に受験せずにいけるかなって思ったタイミングで1教科ずつ取得してます。
こっからは流れに沿って各流れのポイントとかを解説。
Ping-tの問題をすべて銀にする
まずは問題になれることが必要なので、Ping-tのWeb問題集からはじめた。
各項目のチェックを一つだけ入れて、解いていきました。システムアーキテクチャなら”ハードウェア設定の決定と構成”だけチェック入れるみたいな。
ポイント
はじめは10問くらいやってたら寝落ちするので、ゆっくり焦らず問題に慣れていく。全部銀になったら次の項目にチェック。それの繰り返し。
一回にやる問題数は10~20問程度でいいです。慣れてくれば増やしていきましょう。
参考書をかるく読む
Ping-tの問題集が全部銅になったら次は参考書。
簡単にさらっと読んでみる。さいごの模擬試験は見ておきましょう。
ポイント
ここで参考書読むときに、Ping-tででない問題を覚えておければいいかも。
Ping-t以外の問題パターンを覚えることが大切。
Ping-tの問題集を繰り返す
この時に問題を理解しながら進んでいく。解説を読んだり、解説を読んだり、解説を読んだり。。わからんかったらググる。
どういったコマンドがあるかとか、どんなシステムで動いているか、どんな流れになっているかをちゃんとわかっておく。
ポイント
コマンドとかはちゃんと理解したうえで進む。ディレクトリの場所とかはあとのコマ門で覚えるので優先順位低め。
コマンドは覚えるしかないが、オプションのようにパターンが同じになるものがある。詳細なら-vとか、カウントするなら-c、削除なら-d、一覧で出すなら-lなど。
オプションは英語の単語が略されていることが多いので覚えやすい。
-cはcount、-dはdeleate、-lはlistみたいに覚えたらわかりやすいかも。
模擬試験で80%を目指す
だいたい80%くらいとれたらなんとなく自信がつく。模擬試験でまちがえたところはちゃんと復習する。
模擬試験はあくまで今の自分の勉強の完成度を図るだけなので、点数取れないのであれば銀を金にしたり、金も含めて問題をとく。その際解説をよく読むこと。
ポイント
ここまでで問題の傾向をおぼえるのと、出題範囲を覚える。問題内容が理解できて入れば良し。問題内容が理解できていればここまでで合格に手が届きそうになってるはず。
コマ問の正解率を60%にする
ある程度理解ができてきたら、覚えた問題を、問題だけで引き出せるようにする。
ひたすらコマ問をする。20~40問くらいを繰り返して、60%くらいまでとれるようにする。これも項目ごとにやる。
ポイント
やるしかない。間違えたら正解をみて覚える。問題集に戻って解説を見る。これを死なない程度に繰り返す。
Ping-tの問題集を金にする
時間があれば全部金にしておいた方がいい。
というより金にしてからのほうがいい。
ポイント
頑張れ
受験
出題傾向はPing-tともスピードマスターとも違う感じででてきた。
日本語が怪しいところや、無理やり翻訳されている問題などもあるので注意が必要。
問題文をよく読んで落ち着いて進めていきましょう。
試験の問題配分
私の時の配分はこんな感じでした。
■101
コマ問:17問
選択問題:43問
〇所感
yumやrpm系ソフトウェア管理やファイル管理、システムアーキテクチャからの出題がおおかった。また、選択項目にあからさまにちがうやつとかはいってた。オプション聞かれてるのにカタカナで書いてたり。
■102
コマ問:14問
選択問題:46問
〇所感
ディレクトリのフルパスを聞かれまくった。システムアカウントの管理、ユーザアカウントの管理、セキュリティからの出題がおおかった。
内訳はだいたいPing-tから40問、スピードマスターから5問程度でした。
あとは文言が全然ちがったり、理解度を試してきているような問題がおおかったです。
30分くらいで1周終わるので見直し含めて1時間ほどつかいました。
60%とれてればいいので、60問中36問正解できてそうだったら合格してます。
結果はすぐでました。
試験結果とまとめ
LPICが500点に対し、LinuCの合格点は520点と少し高めに設定されています。
101は540点、102は530点とどちらもギリギリでした。
勉強期間は各教科1か月でしたが、1日1~2時間ほどしかしていなかったので、上の流れに沿ってやれば十分合格できると思います。ギリギリでしたが。
問題を覚えるというよりはちゃんと理解して受けないと落ちてしまう可能性があるのでご注意ください。
LPICをうけるのであればスピードマスターの比率をもう少しあげておけば大丈夫だと思います。
以上、誰かの力になれますように。